協会定款・諸規則 外務員試験合格講座


ガイド案内

日本証券業協会の会員である金融商品取引所業者(銀行・証券会社等)とそこに所属する外務員(私たち)が遵守すべき事柄について学習します。ルール、コンプライアンスに関する内容もあります。

消費者保護の観点からお客さま(投資者)に対しての禁止行為や心構え的な内容も出題されます。外務員試験に合格した後の、まさに外務員として営業活動を行う時に役立つものでもあり、守るべきものでもあります。

協会定款・諸規則の試験範囲の概要(外務員二種・一種試験)

協会とは日本証券業協会のことです。そこの会員=協会員というのが、外務員の勤務する金融商品取引業者になります。
そしてその協会員に外務員が勤務している形ですから3つの登場人物がいることになります。

まずは、協会と協会員との関係においてスタート時点で理解しておきたいのが、取引開始基準です。
この取引開始基準というのは、日本証券業協会が決めたルールを守りなさいよ、というものではありません。自分たち(協会員=金融商品取引業者)で決めて、自分たちでそのルールを遵守しなさい、というものです。面白いですね。それをちゃんと守っているかどうかをチェックしますよ、という感じです。

その上で、お客さまの情報を記載・管理する顧客カードを整備しなさい、顧客カードにはこんな情報を記載しなさい、といったようなことが求められています。

当然、最終的にはお客さまが絡んでくる話ですから、お客さまには無理な契約をさせてはいけませんよ、という大原則が存在します。それが・・・適合性の原則です。

素人に近いお客さまに、初めて金融商品を購入・契約しようかというお客さまに対して、ハイリスクハイリターンのような商品をお薦めしてはいけませんよ、というのが適合性の原則です。
外務員になると営業の現場で必ず体験・チェックされる原則になります。

外務員も営業マンです。組織内での目標もあります。となればポイントの高い=収益性の高い商品を売りたくなる=お薦めしたくなるのが、普通の人間です。
それだと、金融のプロである銀行員や証券マンを信じて投資するお客さまにリスクを取らせることになりますから、それを慎みなさい、戒めるための原則です。繰り返しますが外務員の営業時の実務上、極めて重要な原則です。

後日トラブルとなった時に必ずといっていいほど登場してくる概念です。

協会員が勧誘を自粛する場合なども外務員試験で出題されたりします。いろんな言い回しのパターンなども理解しておいてください。
また、一切とか、原則として、といったような微妙な違いも重要であったりします。まさに得点に直結する場合があります。注意しましょう。顧客カードとは別に、内部者登録カードというものも登場してきます。整理しておきましょう。

契約締結において保護預りや照合通知書という概念も登場します。どんなケースにおいて、どんな書類が必要となるか、ということは区別しながら理解を進めてください。
照合通知書と営業部門、監査部門との関わりなど、自分がチェックする側ならと考えるとすぐに理解・納得できるものもあります。1つずつ攻略していきましょう。

一番大事なところが、協会員と従業員(外務員=私たち)との関係での規制・決まりごとです。
これはダメ、こんな場合はOKという具合に多岐にわたる規制ですが、他の試験科目にも応用が効くところです。というか、他の試験科目の範囲からでも出題されるようなことでもあります。

それだけ外務員という立場においては重要なんだな、と理解して学習してください。

最後に、店頭有価証券と外国有価証券についても勉強します。グリーンシート銘柄、フェニックス銘柄など初めて目にするものもあるかと思います。頑張ってください。
さらに、例外規定や時間的な決まりごとなど(何度も繰り返していいますが)整理できていないと、混乱して間違うことになりますから、一度はじっくりと理解するようにぜひ努めてください。

もちろん、機械的に覚える・丸暗記する、ということでも構いませんけど。

協会定款・諸規則・問題集の目次

1 協会員と勧誘等の基準
2 投資勧誘と規則
3 契約締結と必要書類
4 協会員と従業員に関する規則1
5 協会員と従業員に関する規則2
6 店頭有価証券と外国証券

協会定款・諸規則の問題集

○×テスト 全202問

サイト内リンクから問題集(読破)と○×テストにチャレンジしてみてください。

サブノートの一覧はこちらです。
サブノート一覧

ここまでありがとうございました。

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