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パターン化した試験問題だと思います。あわてることなく解答できるように、一度じっくりと理解しておいてください。

【練習問題】

【出典:外務員必携(日本証券業協会)】

・ある個人が公募追加型株式投資信託(特定株式投資信託を除く)を、すべて解約した時の譲渡損益の額は
個別元本・・・10,000円(1万口当たり)
保有口数・・・50万口(平成○年○月○日買付)
換金時基準価額・・・12,000円(1万口当たり)(平成○年○月○日)
換金時信託財産留保金・・・基準価額の0.5%
取得時の手数料・・・2%(消費税8%)
※個別元本は取得時から変更なし、の場合

譲渡収入は、換金時基準価額から(ペナルティ・違約金の)換金時信託財産留保金を引いた
12,000円-12,000円×0.5%=11,940円に50万口を掛けた、597,000円である。・・・○か×か?・・・○・・・正解

受取金額は、換金時基準価額から(ペナルティ・違約金の)換金時信託財産留保金を引いた
12,000円-12,000円×0.5%=11,940円に50万口を掛けた、597,000円である。・・・○か×か?・・・○・・・正解

・取得価額は、10,000円に2%の手数料と消費税を加算した
10,000円+10,000円×2%+10,000円×2%×8%=10,216円に、50万口を掛けた、510,800円である。・・・○か×か?・・・正解

・最終的な譲渡損益は、597,000円-510,800円=86,200円(譲渡益)となる。・・・○か×か?・・・○・・・正解

※上の出題パターンと次の出題パターンをきっちりと理解しておいてください。

・ある個人が公募追加型株式投資信託(特定株式投資信託を除く)の、収益分配金を受け取る場合の受取金額と決算後の個別元本の金額は?
個別元本・・・10,000円(1万口当たり)
保有口数・・・50万口(平成○年○月○日買付)
決算日の基準価額・・・12,000円(1万口当たり)(平成○年○月○日)
1口当たり収益分配金・・・2,500円
源泉徴収税率・・・20%とする(本当は20.315%)

この時に、分配落ち後の基準価額は、12,000円-2,500円=9,500円である。・・・○か×か?・・・○・・・正解

・分配金のうち、特別分配金(非課税・元本の取り崩し)は、10,000円-9,500円=500円であり、
普通分配金は、2,500円-500円=2,000円(課税)となる。・・・○か×か?・・・○・・・正解

普通分配金の2,000円が課税対象となるので、税率20%から、2,000円×20%=400円が税額となるので
最終的な受け取る金額は、分配金2,500円-400円=2,100円となる。・・・○か×か?・・・○・・・正解

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間違っても、特別分配金500円に税率20%を掛けないようにしてください。

500円に掛けると、500円×20%=100円となり
分配金2,500円-100円=2,400円となって、受け取る金額が違ってきます。要注意です。

・決算後の個別元本の額は、特別分配金を控除するので、10,000円-500円=9,500円となる。・・・○か×か?・・・○・・・正解

・ある個人(居住者)が、公募追加型株式投資信託(特定株式投資信託を除く)をすべて解約で換金した場合の受け取り金額を求める場合(特定口座での保管でない)、
個別元本・・・10,500円(1万口当たり)
保有口数・・・100万口(平成○年○月○日買付け)
換金時基準価額・・・11,500円(平成△年△月△日)(1万口当たり)
換金時信託財産留保金額(ペナルティ)・・・基準価額の1%の時、
換金価額は、換金時基準価額-信託財産留保額なので
=11,500円-11,500円×1%=11,385円となる。・・・○か×か?・・・○・・・正解

・ある個人(居住者)が、公募追加型株式投資信託(特定株式投資信託を除く)をすべて解約で換金した場合の受け取り金額を求める場合(特定口座での保管でない)、
個別元本・・・10,500円(1万口当たり)
保有口数・・・100万口(平成○年○月○日買付け)
換金時基準価額・・・11,500円(平成△年△月△日)(1万口当たり)
換金時信託財産留保金額(ペナルティ)・・・基準価額の1%の時、
換金価額は、換金時基準価額-信託財産留保額なので
=11,500円-11,500円×1%=11,385円となり、最終的な受け取り金額は
11,385円×100万口=1,138,500円となる。・・・○か×か?・・・○・・・正解

※個人の解約(換金)時の税金は、確定申告による申告分離課税。ということは、換金時には、税金は引かれない。
なので、そのままの金額を受け取れる。

・ある個人(居住者)が、公募追加型株式投資信託(特定株式投資信託を除く)を解約で換金した場合の受け取り金額と譲渡損益を求める場合(特定口座での保管でない)、
個別元本・・・10,000円(1万口当たり)
取得時の手数料率・・・1%、消費税8%・・・赤色
保有口数・・・100万口(平成○年○月○日買付け)
換金時基準価額・・・11,500円(平成△年△月△日)(1万口当たり)
換金時信託財産留保金額(ペナルティ)・・・基準価額の1%の時、
換金価額は、換金時基準価額-信託財産留保額なので
=11,500円-11,500円×1%=11,385円となる。・・・○か×か?・・・○・・・正解

・ある個人(居住者)が、公募追加型株式投資信託(特定株式投資信託を除く)を解約で換金した場合の受け取り金額と譲渡損益を求める場合(特定口座での保管でない)、
個別元本・・・10,000円(1万口当たり)
取得時の手数料率・・・1%、消費税8%・・・赤色
保有口数・・・100万口(平成○年○月○日買付け)
換金時基準価額・・・11,500円(平成△年△月△日)(1万口当たり)
換金時信託財産留保金額(ペナルティ)・・・基準価額の1%の時、
換金価額は、換金時基準価額-信託財産留保額なので
=11,500円-11,500円×1%=11,385円となり、
この場合の受取り金額は、
=11,385円×100万口=1,138,500円となる。・・・○か×か?・・・○・・・正解

・ある個人(居住者)が、公募追加型株式投資信託(特定株式投資信託を除く)を解約で換金した場合の受け取り金額と譲渡損益を求める場合(特定口座での保管でない)、
個別元本・・・10,000円(1万口当たり)
取得時の手数料率・・・1%、消費税8%・・・赤色
保有口数・・・100万口(平成○年○月○日買付け)
換金時基準価額・・・11,500円(平成△年△月△日)(1万口当たり)
換金時信託財産留保金額(ペナルティ)・・・基準価額の1%の時、
換金価額は、換金時基準価額-信託財産留保額なので
=11,500円-11,500円×1%=11,385円となり、
この場合の受取り金額は、
=11,385円×100万口=1,138,500円となり、さらに
取得価額=個別元本+取得時手数料(税込)なので
=10,000円+10,000円×1%×1.08=10,108円となり、
最終的な譲渡損益は
=1,138,500円-10,108円×100万口=127,700円となる。・・・○か×か?・・・○・・・正解

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スキマ時間に練習問題にチャレンジしながら学習できる、○×クイズ形式のスタイルも用意しました。
10問単位です。自分なりに合格点をとれた、と自覚できたら次の10問に進んでください。

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ぜひ、無声音で(頭の中だけで声を出して・しかも早口で)読んでみてください。スマホなどのボイスメモやICレコーダーなどに録音して聞き流すことで記憶に定着させる、ということもできます。どうぞ工夫してみられることをお薦めいたします。

録音する場合には
・早口で録音すると聴き返す時の集中力がアップします。
・「○○~とされている。○(マル)とか×(バツ)」という具合に解答まで録音する。
・また、×(バツ)の時は、間違った点や正解まで録音しておくとベターです。