ガイド案内

協会員として遵守すべき事項や禁止行為などについての学習です。この後は(引き続いて)協会員の従業員(外務員である私たち)がお客さまとのやり取りをする中での行為規制なども勉強します。

似たような概念、言い回しが登場します。きっちりと整理しておきましょう。

【練習問題】

【出典:外務員必携(日本証券業協会)】

・協会員は、店頭取扱有価証券の取引については、日本証券業協会が定める取引開始基準に適合した顧客との間で、契約を締結するものとされている。・・・○か×か?・・・○・・・間違い!・・・取引開始基準は、それぞれの協会員が(自分たちで)決める

・協会員は、信用取引を初めて行う個人顧客に対して、信用取引制度の概要を記載した説明書を必ず交付しなければならない。しかし、その内容については、説明する必要はない。・・・○か×か?・・・×・・・正解・・・(信用取引です)十分な説明が必要

・協会員は、有価証券関連デリバティブ取引等については、日本証券業協会が定める取引開始基準に適合した顧客との間で、当該取引等の契約を締結するものとされている。・・・○か×か?・・・×・・・正解・・・取引開始基準は、それぞれの協会員が定める

・協会員は、顧客の有価証券関連デリバティブ取引等及び特定店頭デリバティブ取引等の建玉、損益、委託証拠金、預り資産等の状況について適切な把握に努めるとともに、当該取引等を重複して行う顧客の評価損益については、総合的な管理を行う必要がある。・・・○か×か?・・・○・・・正解

・協会員は、顧客と有価証券関連デリバティブ取引等に係る契約を初めて締結しようとする時は、当該顧客から確認書を徴求するものとされているが、当該顧客が特定投資家である場合には、この確認書の徴求は不要である。・・・○か×か?・・・○・・・正解

・協会員は、金融商品取引所が、信用取引に係る委託保証金の率の引き上げ措置を行っている銘柄については、信用取引の投資勧誘を自粛するものとされている。・・・○か×か?・・・○・・・間違い!・・・自粛まではしなく良い。ただし、その措置がとられているという内容については説明する必要あり

・協会員は、金融商品取引所が、信用取引に係る委託保証金の率の引き上げ措置を行っている銘柄については、顧客に対する信用取引の投資勧誘を自粛するものとされている。・・・○か×か?・・・×・・・正解・・・自粛しなくても良いが、その措置がとられている旨と内容については説明する

・会員は、顧客が株券の名義書換を請求する場合に、自社の名義を貸与しなければならない。・・・○か×か?・・・○・・・間違い!・・・自社の名義を貸与することはできない

・協会員は、顧客が株券の名義書換を請求する時に、自社の名義を貸与することができる。・・・○か×か?・・・×・・・正解・・・できない

・協会員は、金融商品取引所が信用取引残高の日々公表銘柄に指定した銘柄について、信用取引の投資勧誘を自粛しなければならない。・・・○か×か?・・・×・・・正解・・・自粛する必要はない。ただし、こういった措置が取られていることと、その内容について説明する

・協会員は、金融商品取引所が信用取引残高の日々公表銘柄に指定した銘柄について、信用取引の投資勧誘を行っては、ならない。・・・○か×か?・・・×・・・正解・・・可能。ただし、こういった措置が取られていることと、その内容について説明する

・証券金融会社が、貸株利用等に関する注意喚起通知を行った銘柄については、協会員は、信用取引の勧誘を自粛しなければ、ならない。・・・○か×か?・・・×・・・正解・・・一定の規制措置が取られている旨、及びその内容について説明する必要がある

・協会員は、金融商品取引所が、信用取引の制限又は禁止措置を行っている銘柄については、信用取引の勧誘を自粛するものとされている。・・・○か×か?・・・○・・・正解

・協会員は、金融商品取引所が、信用取引に係る委託保証金の率の引上げ措置を行っている銘柄については、信用取引の勧誘を自粛するものとされている。・・・○か×か?・・・○・・・間違い!・・・その旨と内容の説明が必要であるが、自粛まではしなくてもよい

・協会員は、証券金融会社が、貸株利用等の申込制限又は申込停止措置を行っている銘柄については、信用取引の勧誘を自粛するものとされている。・・・○か×か?・・・○・・・正解

・協会員は、金融商品取引所が、有価証券オプション取引の制限又は禁止措置を行っている銘柄について、有価証券オプション取引の勧誘を禁止するものとされている。・・・○か×か?・・・○・・・間違い!・・・禁止ではなくて、自粛

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※自粛は3つ・・・でも、投資勧誘の禁止ではない

①(金融商品取引所が)信用取引の制限又は禁止措置
②(証券金融会社が)貸株利用等の申込制限又は申込停止措置
③(金融商品取引所が)有価証券オプション取引の制限又は禁止措置

・協会員は、顧客から信用取引にの注文を受託する場合は、原則として、一般信用取引として取り扱わなければならない。・・・○か×か?・・・×・・・正解・・・一般信用取引か制度信用取引か顧客の意向を確認しなければならない

※(頭の片隅に)⇒(一種)信用取引にて学習しますが・・・
一般信用取引・・・貸借取引を活用できない
制度信用取引・・・貸借取引を活用できる

・協会員は、店頭有価証券について、店頭有価証券規則に規定する場合を除き、顧客に対して、投資勧誘を行ってはならないとされている。・・・○か×か?・・・○・・・正解

・協会員は、顧客に有価証券関連デリバティブ取引について、取引開始基準を定め、当該基準に適合した顧客からこれを受託する。・・・○か×か?・・・○・・・正解

・協会員は、有価証券関連デリバティブ取引等、信用取引、店頭取扱有価証券の売買その他の取引など、ハイリスク・ハイリターンな取引等を行う時には、それぞれ取引開始基準を定め、その基準に適合した顧客との間で、当該取引の契約を締結するものとされている。・・・○か×か?・・・○・・・正解

・協会員は、顧客の株券の名義書換の請求に際して、日本証券業協会の承諾を得た時は、自社の名義を貸与することができる。・・・○か×か?・・・○・・・間違い!・・・できない。禁止

・協会員は、新規顧客、大口取引顧客等からの注文の受託に際して、あらかじめ当該顧客から買付代金又は売付け有価証券の全部又は一部の預託を受ける行為が禁止されている。・・・○か×か?・・・×・・・正解・・・逆である。取引の安全性確保のために、事前に全部、一部の預託を受けるなどに努める必要がある

・協会員は、大口取引顧客については、あらかじめ買付代金又は売付け有価証券の全部又は一部の預託を受ける必要はない。・・・○か×か?・・・○・・・間違い!・・・安全性確保のために必要

・協会員は、顧客に対して、融資の提供をすることを約束して、上場株式の勧誘を行うことは、禁止されている。・・・○か×か?・・・○・・・正解

・協会員は、有価証券の売買その他の取引等を行うに当たっては、管理上必要と認められる場合に限り、顧客の注文に係る取引と自己の計算に係る取引とを峻別することができるとされている。・・・○か×か?・・・×・・・正解・・・必ず、峻別しなければならない。管理上必要と認められる場合は、という例外はない

・協会員は、有価証券の売買その他の取引等に関連して、顧客の資金又は有価証券の借入について、保証・あっせん等の便宜の供与を、一切しては、ならない。・・・○か×か?・・・○・・・間違い!・・・してもよい。過度になっては、いけない

・協会員は、有価証券の売買その他の取引等に関連して、顧客の資金又は有価証券の借入について、保証・あっせん等の便宜の供与については、取引金額その他に照らして過度に、ならないようにしなければならない。・・・○か×か?・・・○・・・正解

・協会員は、有価証券の売買に関連して、顧客の資金又は有価証券の借入れにつき、保証、あっせん等の便宜の供与については、一切、行ってはならない。・・・○か×か?・・・×・・・正解・・・過度にならなければ可

・協会員は、顧客の有価証券等の取引成立後、遅滞なく、当該取引等に係るリスク、手数料等の内容を顧客に説明しなければならない。・・・○か×か?・・・×・・・正解・・・取引成立後は遅い。契約締結前交付書面で理解させる

・協会員は、顧客の有価証券の売買その他の取引等の成立後、遅滞なく、当該取引等に係る手数料等について、その種類、金額、徴収の方法を、当該顧客に説明するものとされている。・・・○か×か?・・・○・・・間違い!・・・取引成立後の説明では遅い! あらかじめ、契約締結前交付書面を交付して、かつ、リスク、手数料等の内容を説明(しかも顧客が理解できるように。単なる説明ではダメ)

・内部者登録カードの記載事項には、会社名のほか、役職名及び所属部署が含まれている。・・・○か×か?・・・○・・・正解

・内部者登録カードに記載すべき事項として、本籍、家族構成及び続柄も含まれる。・・・○か×か?・・・×・・・正解

・内部者登録カードに記載すべき事項として、会社名、役職名及び所属部署、氏名又は名称、住所又は所在地及び連絡先がある。・・・○か×か?・・・○・・・正解

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スキマ時間に、練習問題にチャレンジしながら学習できる、○×クイズ形式のスタイルも用意しました。
10問単位です。自分なりに合格点をとれた、と自覚できたら次の10問に進んでください。

⇒ トライ(協会定款・諸規則)


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ぜひ、無声音で(頭の中だけで声を出して・しかも早口で)読んでみてください。スマホなどのボイスメモやICレコーダーなどに録音して聞き流すことで記憶に定着させる、ということもできます。どうぞ工夫してみられることをお薦めいたします。

録音する場合には
・早口で録音すると聴き返す時の集中力がアップします。
・「○○~とされている。○(マル)とか×(バツ)」という具合に解答まで録音する。
・また、×(バツ)の時は、間違った点や正解まで録音しておくとベターです。