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株式の売買の種類というか、形態というか、いろんなタイプがありますよ、ということと、売買等の受託について勉強します。
大きくは5つに分けられますが、何となくでも構いません。◯◯とは△△である、◯か×かという問題が出題された時に、△△ではなくて△□じゃなかったっけ?、というくらいには区別できるように違いを理解しておきましょう。

大きく5つに分けられる株式の売買

自己取引(売買) 金融商品取引業者が、自己の計算で取引を行うこと
売買の取次ぎ(委託取引) 顧客からの注文を、金融商品取引業者が行うものですが、顧客の計算において行う取引です。
つまり、お金を出すのはお客さん、ということです。いわゆる普通の売買の注文ということになります。
売買の代理 顧客からの注文を、金融商品取引業者が「私は顧客からの代理人ですよ」と明示して行うものです。
ちゃんと代理人契約の締結が必要になります。
売買の媒介 売り手と買い手の間に入って売買の成約に頑張る行為です。
不動産屋さんみたいな感じです。
売買の委託の媒介、取次ぎまたは代理 上の2〜4までの行為を他の取引参加者にお願いするものです。
金融商品取引業者が取引所の取引参加者でない場合などに行われるものです。

※ここに登場する「計算」とは、その人のお金で、という意味です。

繰り返しますが、大まかなイメージという感じで理解しておけば十分です。それよりも実際に、株式の売買においての顧客保護の観点から金融商品取引業者として、またそこに従事する外務員としての注意点なども勉強していきますが、そちらの方が試験的には大事ですし、実務上でも重要なことになってきます。

売買の受託についての予備的学習

実際の売買の手続きや流れなどを時系列的にイメージしながら理解しておくことが大切です。
予備的な知識として大まかな流れを思い描いておきましょう。

顧客からの注文依頼(新規なのか既存のお客さまなのか) → 申し込み → 契約(注文の執行) → 株式の受け渡し、という感じです。

実際の現実世界での商品などの売買をイメージすれば何となく理解できますね。
電化製品を購入しようとしたけど、店頭に在庫がなかった、注文した、申込書にサインした、現金を支払った(クレジット決済の手続きを行った)、商品が届いて自宅まで配達してもらった、というような流れと似たようなものです。

その時々で、やったり取ったりする書類がいろいろありますし、注意しなければならない点などもあります。試験問題的には間違いやすいようなものもあります。
少しずつマスターしていきましょう。

ここまでのまとめ

証券取引所の数(4つ)と大阪取引所の位置付け(歴史的な流れも含めて)、立会い時間・呼値・売買単位といったキーワード、売買の種類(委託、代理、取次ぎ、媒介など)を今一度、頭の中で整理しておいてください。

◯◯とは何ぞや、といったような記述式の問題は絶対に出題されません。
◯◯とは、◯△である、◯か×か、という問題です。何となくでも頭の中で整理できておけば十分に合格点に到達できます。どうぞ安心して学習してください。




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