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まずは株式業務の本当に基礎知識的なところからのスタートです。投資の対象としての株式です。
株式は取引所で売買されるものとそれ以外で売買されるものとがあります。

取引所での売買は4つの取引所あり・・・昔は5つだったのですが・・・

俗にいう証券取引所のことです。少し話が脱線しますが(昔、福岡に在住していた時に)、当時、3大都市圏(東京・大阪・名古屋)に次いで都市機能が充実している都市は、福岡(博多)だ、ということをアピールしていた人がいらっしゃいました。

大都市の要件として・・・地下鉄、地下街、野球のフランチャイズ球場、大相撲の開催、証券取引所の存在、という5つの要件が揃っているのは3大都市圏以外では福岡だけだ、ということで福岡を強調されていたのです。

その時に証券取引所が存在する都市として大阪があったのです。大阪証券取引所です。
やがて・・・大阪証券取引所 ⇒ 現物市場を東証に統合 ・・・デリバティブ取引に特化!となったのです。さらに・・・
東証のデリバティブ市場が大阪に統合されることになり、大証(大阪証券取引所)は、名称変更で「大阪取引所」となったのです。

ですから、現在では有価証券の現物売買を行う場所としては、
1.東京証券取引所、2.名古屋証券取引所、3.福岡証券取引、4.札幌証券取引所の4つ、ということになっています。

取引所を通さないでの売買・・・取引所外売買はネットオークションのようなもの

上場株式は市場で取引されます。でも、市場での取引を経ることなく直接的に売買される上場株式もあります。
ネットオークションなどで、ある人にとっての不用品を別の人が必要として購入するような感じ取引されている商品があります。まさに、そんな感じです。

直接的に上場株式を売り手と買い手がやり取り・購入するようなものです。これを、取引所外売買といいますが、試験的には覚えなくてもいいかと思います。

もう一つの取引所以外での取引形態・・・店頭取引(非上場)

上場されている株式は、市場で取引されています。では、上場されていない株式は? ということです。
流通していない、流通されない、売買できない?という世界ではありません。上場以外で取引されている、ということです。

これを「店頭有価証券」といい、取引の形態を「店頭取引」といいます。

地方の名産品などが地方の特定のお店・場所などだけで手に入ったり、食べたりすることができるようなイメージです。

この店頭取引に、グリーンシート銘柄、フェニックス銘柄という概念もあります。頭の片隅にでも入れておいてください。
(将来的にはグリーンシート銘柄は廃止される予定らしいです。2018/3/31限り。

市場での取引所売買について覚えておきたいポイント

ぜひ次のような単語を覚えておいてください。

売買立会時 取引所での売買時間のこと 午前・・・前場(ぜんば)
午後・・・後場(ごば)
売買単位 100株または1,000株単位 さらに将来は100株単位に統一されます。
昔は1株、10株・・・と8種類ありましたけど。
呼値(よびね) 売買単位の値段 1株当たりの値段・価格のことです。

あと一つ、取引所では毎日の公表制度がある、ということも覚えておきましょう。取引が成立した取引価格について毎日公表されます。その日の最高価格、最低価格、最終価格です。
市場=マーケットですから、購入する側の私たちにとっては情報が必要ですから。当たり前ですね。

ここまで外務員試験の株式業務についての基礎の基礎的な内容でした。
いつも繰り返し強調していますが、問題演習形式での実践訓練、反復反復が試験合格へのいちばんの近道です。


証券外務員試験は、用意された解答を選択する形式ですから運もあります。勘で答えることもできますから。できるだけウロ覚えでも一度は頭の中に語句・概念などを経由させておくといいですよ。




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