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突然、どうしてこんな話を始めたのか・・・

実は、高校生を対象に30分間程度ですが、ちょっとした講演をさせていただく機会がありました。
相手は高校1年生です。ちょうど、文系に進むか理系を選択するか、というタイミングでの進路を考える時期に来ている若い人たちに社会人としての体験談からの話となりました。

テーマは、仕事と人生、ということで自分なりの思いを発信してきました。

その時に、小さい頃から好きなコト・興味のあるコトを(場合によっては親からの強制でも、嫌々でも)やり続けることができていたら、もしも10年くらい続けて何かに取り組んでいたら・・・という話もしました。

5歳から15歳まで、7歳から17歳まで・・・
ピアノをやり続けていたら・・・楽器の演奏を(ギターを、バイオリンを)やり続けていたら・・・
バレエをやり続けていたら・・・
ゴルフをやり続けていたら・・・

野球を、サッカーを、格闘技を、ダンスを、書道を、水泳を、体操を・・・たぶんに超一流とまではいかなくても、それなりに一流のレベルまで到達できていたと思います。
(イチローや本田圭佑、石川遼といった実在の人物も取り上げてみました)

人生そのものは、トーナメント戦ではありません。総当たり戦です。何度でもチャレンジできます。
極端な話、勝てる相手に出会うまでチャレンジできます。そんな話もしました。

イキイキとした眼が新鮮でした。
そんな機会を与えていただける、というのはありがたいことです。

さて、社会人での自己啓発を含めて、人生を、あるいは人間学を追求することに興味のある人へ、ぜひ自分への投資をされることをお薦めします。
別に、セミナーなどへ積極的に参加したら、というものではありません。お金をかけることでもありません。

本との出会いでも構いません。

人との出会いでもいいと思います。とりわけ(お客さまを含めて)異業種の方々との出会いや交流は、お金に換えられないものです。もっとも、人と話をするのが嫌いだ、という方だと苦行以外の何ものでもないかも知れませんが。

人生の先輩、あるいは人生の成功者という観点、また(知らない世界のことを教えてくれる)先生・師匠として、話を聞ける・何かしら得るものがある・成長させてもらえる、ということを考えるならば貴重な存在になってもらえる可能性もあります。

自分の、これまでのレールから踏み出す、人生・運命を転換させる、自分を変えたい、違う人生にしたい・・・
ならば、断酒する、煙草をやめる、といった自分へのノルマではなくて、何か1つのことを毎日毎日続けてみることを決意してみませんか。

何でもいいのです。

大きな大型客船が岸壁に接岸する時をイメージしてみてください。
車の車庫入れのような感じにはいきません。細いロープに重しをつけたものを、船から岸壁へと投げます(発射します)。
陸地側から(岸壁から)細いロープをたぐると、少し太いロープにつながっています。そのロープは、少しずつ太くなっていて、最後はぶっ太いロープになってその太いヤツを岸壁に結びつけるのです。

つまり、細いものから少しずつ、どんどん太くなる、というものです。

人生や運命での「何か」も、同じようなものだと(体験から)認識しています。
自分で何か「打ち込める」ものを見つけて(探して、見つからなければ何でもいいのでスタートしてみて)、それをずっと続けてください。打ち込むということです。

それが、次なる「モノ」につながっているのです。

人であったり、物であったり、出来事であったり・・・何かと出会うこともあり得ます。
毎日毎日、ほんのわずかな時間でいいのです。30分で構いません。いや、10分でもいいかも知れません。

30分を1年間続けたら・・・年間182時間。かなりのコトができてしまいます。